2024年07月17日 15:42

バイウィルは、沖中造林との環境価値創造に関する契約に基づいて、適切な森林経営によりJ-クレジットを創出する取り組みを開始した。なお、本契約は、三十三銀行とのビジネスマッチング契約に基づく紹介によるものとなる。
事業者や自治体のカーボンニュートラル実現に向けたひとつの手段が、「環境価値」を取引できる形にしたカーボンクレジットや非化石証書などを活用して、自社では削減しきれない温室効果ガス排出量を埋め合わせる「カーボンオフセット」。しかし環境価値の創出には、創出手続きにかかる多額の費用や時間、そして、販売への不安などの障壁がある。バイウィルはそれらを取り除くべく、創出手続きの代行および申請費用の負担、さらに販売先の探索代行を行う。それにより、全国各地にてJ-クレジットをはじめとする環境価値の創出量・流通量の増加を目指している。
今後、バイウィルは、沖中造林による適切な森林経営からのJ-クレジット創出を、申請手続きの代行および申請費用の完全成果報酬型負担などを通じて支援する。
簡易算定の結果、認証対象となる8年間のCO2吸収量は3万7828t-CO2を見込んでおり、2024年度中のプロジェクト登録を目指して、手続きを進めていく。沖中造林が管理する森林からJ-クレジットを創出・流通させることで、その収益を林業の継承に役立てるとともに、三重県の脱炭素化にも貢献する。