2024年07月12日 15:36

ニッポンハム食の未来財団は、7月12日〜9月30日まで、食物アレルギー対策研究支援「2025年度 研究助成」の募集を行う。

同財団は、すべての人に「食べる喜び」を感じて欲しいという強い想いから、2015年1月に日本ハムにより設立され、2017年4月には内閣総理大臣より公益法人としての認定を受けた。「食物アレルギー」領域に特化して、研究助成と啓発活動を行っている。

我が国では、国民の約2人に1人が何らかの「アレルギー疾患」を有しているとされ、中でも「食物アレルギー」の有病率は児童生徒を対象とした9年ぶりの大規模調査でも増加が確認されている。疾患の性質上、生活の質に多大な影響を与えるが、根本的な原因は十分に解明されておらず、その治療法も十分ではない。この現状を打開するためには、基礎的な研究、予防法や治療法の開発、疫学や臨床研究といった研究開発の推進が不可欠と考えている。

本研究助成は「アレルギー疾患」の中の「食物アレルギー」対策に特化している。「食物アレルギー」が食物によって引き起こされる疾患であることから、異分野(例:食品と医学)の研究者による応募を必須とする「共同研究助成」と若手研究者の育成を狙う「個人研究助成」の2区分を設定して支援する。

助成金は、「共同研究助成」1件あたり200万円〜600万円(税込)まで、助成件数は5件(予定)。「個人研究助成」1件あたり200万円(税込)まで、助成件数は15件(予定)。募集期間は7月12日〜9月30日まで。

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