2024年07月09日 09:59

日本CLT協会は、CLTを用いた建築の普及と発展を推進するため、「CLT OF THE YEAR」という新たな賞を設立した。
CLTとは、Cross Laminated Timber(JASでは直交集成板)の略称で、木の板を繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料。厚みのある大きな板であり、建築の構造材の他、土木用材、家具などにも使用されている。
日本CLT協会は、設立から2024年で10周年を迎える。この記念すべき年において、「CLT OF THE YEAR」を設立した。本賞は、CLTを活用した建築物および製品の優れた取り組みを評価し、表彰することを目的としている。第1回として、「CLT OF THE YEAR ― PIONEER ―」と題し、過去10年間に竣工・完成した作品を対象とする。また、世界的な建築家であり、CLT特別アドバイザーを務める隈研吾さんによる特別賞も設けられている。
応募対象は、2014年1月1日~2023年12月31日までに国内で竣工・完成したCLTを用いた建築物および製品。応募資格は、「CLTを用いた建築物および製品の設計者、施工者、施主等関係者」「個人、企業・団体・グループ単位での応募可」「審査委員からの推薦」。応募要件としては、建築の構造形式や製品の種類および使用量は問わないが、CLTが使用されていることが必須となる。
応募受付期間は7月1日〜8月30日18時まで。