2024年07月05日 09:54

トルビズオンは、RUSEA(地域再生・防災ドローン利活用推進協会)と連携し、強雨時の災害搬送を想定して、7月2日、佐賀県多久市にてDJI FlyCart30を用いた災害時搬送訓練を行った。

トルビズオンはDJI FlyCart30など、産業用ドローンの販売を行うとともに、国家ライセンスなどのドローンスクールにも対応。また、ドローン空路整備サービスである「S:ROAD」を開発・運用している。

今回トルビズオンは災害時の迅速な物資搬送を目的に、強雨時におけるフライトデモを実施した。福岡県の防災訓練や佐賀県の水防訓練に参加した際、多くの参加者から大雨の状況下でのドローン搬送についての質問が寄せられたため、実際の災害現場を想定し、悪天候下での運用テストを行うことを決定した。

訓練のフライトデモではDJI FlyCart30を使用して大雨の中での飛行を実施し、多久市職員や物流企業、農業関係者が見学に立ち会った。このデモにより大雨の中でも、安定した飛行が可能であることが確認された。また、参加者との意見交換を通じて、現場での具体的な運用方法や改善点について多くの知見を得ることができた。

また、今回の実験を通じて得られたノウハウを基に、雨天時の搬送用ドローンの運用マニュアル(天候情報に応じた柔軟な対応、雨天の機材搬送や装備、機材保護と安全対策)を整備していく。これにより、今後は悪天候時でも安全かつ効率的に災害搬送が行える体制を整えていく。

トルビズオン