2024年07月04日 15:00

日立のトップデータサイエンティストを結集したLumada Data Science Lab.に所属する本美元伸さんが、「Image Matching Challenge 2024 – Hexathlon」に単独で参加。全927チーム1157人中、8位のゴールドメダルを獲得した。

本コンペの成果により、競技中に他の参加者へ積極的にソースコードを共有することで認定されるKaggle Notebooks Masterの称号に続き、2つめのKaggle Masterを獲得した。

本コンペは、コンピュータービジョン分野で大きな影響力をもつ国際会議「Computer Vision and Pattern Recognition」のワークショップのひとつとして行われている。今年は、さまざまな角度から撮影された約1000枚の2D画像から、撮影されたカメラの位置や向きを推定して3Dシーンを再構築する画像認識AIモデルの開発がテーマで、その性能を競い合った。

一般にカメラ推定が難しいとされる年代、昼夜、地上撮影/ドローンによる空撮画像などの6つの要素が混在したデータをAIに学習させることが求められ、昨年よりチャレンジングな内容だった。本美さんは、画像認識モデルの認識率を向上させる画像変換技術や、カメラのレンズ特性を考慮した再構築処理を活用することで、精度の高い空間表現を実現させた。本コンペの詳細はこちら