2024年07月02日 10:11

ZISEDAIは、建築プラン生成AIサービス「TASUKI TECH TOUCH&PLAN」に関する特許を取得し、不動産デベロッパー事業者に向けた外部提供を開始した。

敷地にどのくらいの高さ・容積の建物が建てられるかを確認することを「ボリュームチェック」と言う。一般的に、外部の設計事務所にボリュームチェックを依頼した場合5日~10日ほど時間を要し、1件あたり約10万円の費用が発生する。コストと時間をかけてボリュームチェックを依頼したものの、事業収支がまったく合わずに検討から外れていく案件も多く発生している。

「TOUCH&PLAN」はこのボリュームチェック業務を1件あたり約5分で算出することができる。「TOUCH&PLAN」は、まずTASUKI TECH LAND上で取得した敷地情報と、用途地域・斜線制限・日影規制などの規制要件を満たした建築可能容積を決定。作成された建築可能容積に対して、さらに天空率(角地・対面等)と行政ごとの建築条例を加味して計算処理を行い、複数パターンの建築ボリュームプランを作成する。その中から、1フロアあたりの面積を抑え、高さ方向での面積増加を重視する高層プランと、1フロアあたりの面積を最大限取り、水平方向での面積増加を重視する低層プランの2パターンのパース・平面図・設計概要書・収支計画書を作成し出力する。費用は1アカウント月額10万円と、これまでのボリュームチェック業務と比較して時間も費用も大幅に削減することができる。

「TASUKI TECH」サービスサイト