2024年06月21日 19:09

Hakobotは、昨年度より近畿大学経営学部経営学科 教授 古殿幸雄ゼミと、自動配送ロボットのビジネスモデル構築に向けた共同研究及び実証実験を重ねてきた。今年度の実証実験は、町工場や物流センターが点在している東大阪工業地帯にて、重量積載物を搬送する実証実験を実施する。

軽量荷物を搬送するイメージの強い自動配送ロボットだが、同社の自動配送ロボットは小型ながら4輪駆動を採用して100kgまでの積載が可能。そのため、今回の実証実験で重量荷物を公道という屋内とは異なる路面環境下で搬送することで、新たな活用方法を提案していきたいと考えている。

また同社の自動配送ロボットは4輪操舵で設計されているため、車両に前後の概念がなく、同じ走行軌道での往復が可能。そのため狭い道でも車両の切り返しを行わずに運用することができ、小型の自動配送ロボットの特性を活かして狭い屋内外の走行環境でも運用が行える。

本実証実験では、サンコーインダストリー東大阪物流センターから深輝精工までの道のりを、100kgの荷物を積載して自動運転で搬送する。車道と歩道を白線で区切る狭い道路のため、基本的には白線上を走行。路上駐車等の想定外にコースが変わってしまい自動運転が難しい場合は適宜遠隔操作に切り替え、コースに戻り次第自動運転に切り替えるという、安全に考慮したハイブリッド運用を行う。