2024年06月21日 15:39

スペースシャワーネットワークと野村総合研究所は、旧譜カタログ楽曲を活性化しストリーミング再生数を上昇させる「Discovery Dashboard」を共同開発し、リリースした。

近年、音楽業界ではストリーミングサービスが急速に普及し、その市場規模は世界中で著しい成長を遂げている。全世界の音楽サブスクリプション利用者数は、2022年末の5億8900万人から、2023年末は6億6700万人へと増加トレンドが続いている。ストリーミングサービスの普及により、新曲だけでなく過去のカタログ楽曲にもアクセスしやすくなり、再発見される機会が増加。このような背景から、カタログ楽曲の収益性が再評価されており、その管理と活用がますます重要な課題となっている。

「Discovery Dashboard」は、アーティスト/楽曲のストリーミングの再生データや売上データを総合的に分析し、成長性を視覚的にわかりやすく表示。収集したデータを基に、効果的なプロモーション戦略を提案。過去のヒット曲の再活性化を図る。

従来、膨大な 旧譜カタログ楽曲を保有する音楽レーベルは、注力すべき楽曲を発見するために煩雑なデータ解析作業が必要であり、多くのリソースを必要としていた。「Discovery Dashboard」を活用することで収益性の高い楽曲を特定し、効率的にプロモーションを行うことが可能となる。