2024年06月12日 15:39

Webブラウザ向けメタバースシステムを提供する360Channel社の「WEBmetaverse」は、グローバル企業向けに音声入力に対応したチャット翻訳機能をリリースした。
グローバル企業が抱える課題として、アプリメタバースでは、各国ごとのアプリストアへの配信が必要で、開発費用が増加する。またストアを通さない場合でも、大量のキッティング作業(アプリを端末に入れる作業)が発生してしまう。さらに、従業員だけが参加可能な社内限定イベントでのメタバース活用後に、ブランディングの一環として特定の国のユーザ向けに一般公開したいなど、柔軟なアクセス制限が求められることもあった。
そこで、グローバル企業でメタバースを利用する際に一番の課題となる言語の問題を解決するため、WEBmetaverseにおいて自動翻訳機能を開発した。自身の選択した言語以外のテキストチャットを、自身の選択言語に自動翻訳された状態で表示でき、翻訳ボタンを押すと原文を表示することも可能。また、チャット投稿者の横にそのユーザの選択言語も視覚的に表示されるようになっており、どの国の人とコミュニケーションを取っているのかも簡単に認識することができる。
音声入力にも対応し、チャット欄横のマイクボタンを押すと入力を受け付ける。入力された音声が自身の選択言語として入力され、テキストに書き起こされる。送信ボタンを押すと、各ユーザごとに選択された言語に瞬時に自動翻訳される。