2024年03月13日 19:33

日本陸上競技連盟では、アスリートのアイデアを取り入れた新たな競技会・イベント・プロジェクトを目指し、「アスリートコラボレーター」を新設した。

目的は、現役アスリート・引退後のアスリートがこれまでの競技人生で培ってきた陸上界にとって貴重な財産となる経験・知識・発想を活かし、主催者とともに競技会等を創り上げ、陸上の魅力発信に繋げること。これまでの競技会等は、主催者が主体となり運営をしてきた。これからは、その中にアスリートコラボレーターが準備段階から積極的に参画し、アスリート目線でのアイデアを様々な部分に取り入れていく。

アスリートによって創出されたアイデアにより、「する人」「見る人」「支える人」のすべてのアスレティックファミリーにとって魅力のある競技会等となるよう、運営力向上を推進。今後、様々なアスリートが「アスリートコラボレーター」として多方面で活躍し、ひとりでも多くのアスレティックファミリーへ感動体験を提供できるよう取り組む。

なおこの度、十種競技・元日本代表の中村明彦さん(スズキ)が、本年岐阜で開催する第108回日本陸上競技選手権大会・混成競技にて初のアスリートコラボレーターに就任した。中村さんは混成競技のスペシャリストとして、競技運営へのアドバイス、イベントの立案、混成競技の見どころ紹介、大会当日のフィールドMCなどに協力する予定。