2024年03月04日 15:35

北陸経済連合会(北経連)は、2月16日、2006 年創業以来 3000 社以上の働き方改革コンサルティングを手がけるワーク・ライフバランス(WLB社)の「男性育休100%宣言」に賛同した。
北陸地域は、全国と比較し、男性育児休業取得率が低い傾向がある。育児休業取得率が高い企業ほど、求人応募において有利に働くことが考えられることから、男性育休の推進は、人材獲得にもつながり、競争優位性の観点からメリットが多い。また、従業員のエンゲージメントの向上や、離職率の低下、残業削減にも寄与することが明らかになっている。
北経連では、「多様性と一体性の両立(ダイバーシティ&インクルージョン)」を目標に掲げ、働き方改革や女性活躍推進などに取り組んできた。今回それを加速するため、「ダイバーシティ&インクルージョン」をテーマに開催した会員懇談会の開会挨拶において金井会長が「男性育休100%宣言」への賛同を表明。これは経済団体としては初めての宣言となる。なお、懇談会ではWLB社 小室淑恵代表取締役社長、サカタ製作所 坂田匠代表取締役社長が講演を行い、会員のD&I経営に資する情報提供を行った。
今回の宣言により、北経連とWLB社は連携を更に深め、北陸の男性育休推進を力強く後押しする。それとともに、女性のみならず男性も私生活と仕事とを両立しやすい環境の整備を促進し、北陸地域の更なる発展のため尽力していく。