2024年02月21日 12:46

商船三井は、2月20日、フィリピンのMagsaysay Maritime Corporation(MMC)と共同で運営している商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.(MMMA)」の第1回卒業式典をマニラ郊外ダスマリニャス市の同校内で開催した。
世界の海上輸送量が増加している中、安全な輸送サービスを提供していく上で優秀な船員の確保の重要度も増してきている。また、フィリピン人船員は同社グループの乗組員の中核を担っており、船舶の運航技術が高度化する中、安全な輸送サービスを提供していくうえで更なる活躍が期待されている。同社グループは、今後もMMMAにおける4年間の徹底した訓練と基礎教育を通じて、即戦力となる優秀な船員を継続的に育成する。
式典は、ロン・サロ下院議員や、越川駐フィリピン日本国特命全権大使ら多数の来賓を迎え、MMCの持株会社である「A. Magsaysay, Inc.」のドリス・マグサイサイ・ホーCEO兼社長、同社社長の橋本剛さんや関係者など約600名が出席する中で開催され、乗船訓練を含む全てのカリキュラムを修了した第1期生の門出を祝った。今後、卒業生のうち約半数が、海技資格を取得した後、三等航海士/三等機関士として同社グループの運航船に乗務し、船長・機関長を目指して活躍していく。