2024年02月08日 12:56

初田製作所とスマテンは、1億円の資本提携及び、業務提携を開始した。
初田製作所は、日本で初めて明治時代に消火器を販売した創業121年の老舗企業。スマテンは、法令点検の課題をDXで解決するスタートアップ企業だ。
現在、日本では全国の建物における老朽化に伴う安全性の不確実性が社会課題となっており、消防点検において、点検の未報告率が50%となっている。様々な要因による自然災害が増える今、防災・減災の観点から建物の安全性を上げるためには、建物管理者の法令点検の実施・管理に対するハードルを下げ、点検者の業務フローとの改善と多重下請け構造をなくすことが重要と考えられている。初田製作所でも、この社会課題及び業界の旧態での体制に疑問を持ち解決法を探っていた中、スマテンと課題に対する姿勢や業務内容が合致したことから、資本提携及び、業務提携を開始する運びとなった。
双方の事業においてもメリットが多く生じることを見込んでおり、初田製作所では、老舗メーカーならではの業界先駆者であるノウハウをスタートアップ企業との連携によりDX化することで、顧客満足度の向上、業務効率の向上、人材不足の解消に繋げることが可能となる。スマテンでは、増資及び老舗企業の知見習得により、開発・サービス力の向上を見込むことができ、初田製作所の取引先まで業務範囲を広げることが可能となる。双方にメリットを生む提携により、より安全・安心な社会基盤を提供することを目指す。