2024年02月08日 09:01

シードは、生産力をさらに増強するため、シード鴻巣研究所4号棟建設に着手し、2026年1月の竣工を予定している。
鴻巣研究所は、国内外でのコンタクトレンズの需要拡大への対応を背景として、安定した商品供給と今後の成長戦略を実現するため、2023年度に1号棟の設備更新と3号棟のライン新規増設の実施により、現在の生産能力「5300万枚/月」を「5800万枚/月」へ、4月竣工予定の2号棟別館新設により「6500万枚」まで引き上げる計画を立ている。
また、近視人口の増加等によるさらなる需要の高まりを受け、シードの国内外向け一部商品において、需要が供給力を上回る状況が継続していることから、生産力全体の強化についても引き続き行う必要があると考えている。今後の売上拡大の足枷となりうる商品供給力不足の解消、開発製造体制の整備、市場競争力および企業価値向上のため、以上の計画に加え、4号棟の建設をすることとした。
4号棟については、当面不足している生産力の確保に加え、今後の需要動向に合わせ、機動的に追加設備を導入できるキャパシティを確保する形での建設を予定しており、完成後の鴻巣研究所の生産能力は「7500万枚/月」となる見込みだ。なお、4号棟の製造設備導入後の本格稼働は、2026年度を予定している。
シードは、今後も商品供給力の強化およびお客さまのニーズに合った様々なコンタクトレンズの開発製造体制を実現することで市場競争力を高めていく。