2024年02月07日 09:53

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、コーポレートベンチャーキャピタル「JRE Ventures Pte. Ltd.」をシンガポールに設立する。
情報の集積とビジネスのハブ化が進むシンガポールを拠点に、新たに「JRE Ventures Pte. Ltd.」を設立。スタートアップの成長とビジネス環境の整備が進む、主として東南アジア地域を中心に活動するスタートアップとの協業を通じて新たな事業シナジーを創造し、JR東日本グループの重要な経営資源である駅の価値をさらに高め、顧客により便利で豊かな顧客体験価値を創造していく。「TAKANAWA GATEWAY CITY」をはじめとするJR東日本の多様なフィールドにおける共創の場を活かすとともに、JR東日本が展開するコワーキングスペース「One&Co」や、連携協力の覚書を締結したシンガポール国立大学とそのインキュベーション施設「BLOCK71」などが有するスタートアップのネットワークに参画し、タイムリーかつスピーディーに出資を行っていく。
想定としては、主に駅における「生活ソリューション」のサービスでの共創を目指す。まずはJR東日本グループの事業とのシナジーが期待できる「広告」「リテール/EC」「物流」の事業領域に対応する「アドテック」「リテールテック」「ロジスティクステック」の領域で技術やビジネスを有するスタートアップに注目していく。こうした共創を通じ、駅のあり方を変革する「Beyond Stations構想」を推進することで、顧客や沿線の人々の暮らしをさらに便利で豊かにしていくことを目指す。