2024年01月31日 12:07

画像処理検査装置メーカであるヴィスコは、汎用型画像処理検査装置「VTV-9000」シリーズのローコストモデル「VTV-9000U」をリニューアル。さらなる設置性の向上を実現し、生産現場のニーズに応える。
ヴィスコは、「人間の目」に置き換わる技術は何か、という視点で日々開発に努めている。生産現場で実施されている目視の機能とその利点を分析し、「見る」という一つの行為を「経験判断」「認識」「知覚判断」に分類。それを画像処理検査装置で実現する。
例えば、「工業製品の良品といえどもバラつきがある」をヒントに開発された独自手法「DefFinder(R)」では、多少の色の濃淡やサイズの違いなどを吸収し、外観上の欠陥のみを安定して検出。また、梨地状や線状などの背景を持つ対象物上では明確な濃淡差がなく、欠陥との判別が困難になるクラック状の傷も、「CrackFinder(R)」なら画像背景と欠陥を区別して安定検出。このように、「人間の目」で無自覚のうちに認識できる部分を分析し、機械上で再現しているのがヴィスコの提供する画像処理検査となる。
新しくなった VTV-9000シリーズ ローコストモデル「VTV-9000U」では、全面パネルにコネクタを配置し、背面をDINレールに取り付け可能になった。従来機と比較し、設置性が向上。超小型ながら、ヴィスコの高性能な外観検査、豊富な検査ツールの全てを搭載しており、導入時の大幅なコスト削減に貢献する。詳しくはこちら。