2024年01月16日 10:02

オオツキは、仔牛専用防寒コート「モーっとほっと」の最新モデルを発売した。

同社は、1962年に作業服店として設立。現在は兵庫・京都で合計16の直営店を運営している。牛専門の防寒ブランドUSIMO(ウシモ)プロジェクトは、畜産用防寒着のノウハウがゼロの状態からスタートしたため、北海道から九州まで畜産農家の現場に赴き、常に製品の改良を行っている。畜産農家の人が本当に求める製品づくりを心がけている。

今年は暖冬傾向と言われている一方、急な寒気の流れ込みで予想外の大雪になるなど、多くの農家は対応に追われている。特に寒冷による感染症や下痢になりがちな仔牛を抱える畜産農家は、光熱費の高騰と合わせて肥育温度の調整が大きな社会課題になっている。同社では、これまで電熱線で首の血管を温めるマフラーなど牛の体温を調整する製品の開発を行ってきた。多くの農家からフィードバックを得て、今年は「温度調整ができる」暖冬に対応した新しいタイプの防寒コートを発売した。

「モーっとほっと」の最新モデルは、特殊三層素材と腹巻パーツで体感+3℃を実現した従来の防寒性能はそのままに、コート自体を着脱させる手間なく体温調節ができる換気シャッター機能がついた。電気を使わないため環境負荷が低く、畜産農家の光熱費対策としても効果的だ。なお、牛の健康を守るその品質と機能を体感できる「畜産市場全国キャラバン」を今年も実施する。

USIMO「モーっとほっと」公式サイト