2024年01月09日 15:23

松竹ベンチャーズは、「松竹ベンチャーズ1号投資事業組合」を通じて、岩谷技研に出資した。松竹ベンチャーズは、2022年7月1日に設立した、松竹グループのコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)。オープンイノベーションの加速を目指し、スタートアップ企業を対象とする投資とスタートアップ企業との共創の2つの事業を行っている。

一方、岩谷技研は、高高度ガス気球、並びに気密キャビンを設計・開発・製造し、気球による宇宙遊覧を目指す宇宙開発企業。掲げるミッションは「誰でも頑張れば用意できる程度の経済的負担のみで、他には訓練や鍛錬をなんら必要とすることなく、幼児から年配者まで、すべての人を『宇宙の入り口』まで連れて行くこと」。来夏にも、商業運航を開始する予定。商業運航に向け、既に、2人乗り気球キャビン「T-10 EARTHER」の訓練飛行を開始している。

岩谷技研の考える宇宙遊覧は、打ち上げ前に、一定期間の宿泊施設等での滞在期間を設ける予定であり、当面は北海道十勝エリアで実施する。また今後については、海外の利用者へのサービスの提供も考えている。

松竹では、岩谷技研が主催する共創プログラムを通じて、宇宙遊覧前の滞在時や、遊覧後の利用者へのエンタメコンテンツの提供、海外の利用者への商品の提供等を検討する。