2024年01月05日 15:48

日本海洋事業は、日本郵船を代表補助事業者とするコンソーシアムで、4月、秋田県立男鹿海洋高等学校内にて、船員や洋上風力発電における作業員を育成する訓練センター「風と海の学校 あきた」を開所する。
全世界で急速に展開が進むGX(グリーントランスフォーメーション)において、洋上風力発電は島国である日本における自然エネルギーの必須分野であり、今後の発展および拡大が望まれるが、それに合わせて専門的な人材の育成も急務となっている。今回、秋田県男鹿市に開所する同訓練センターでは、3つの訓練「作業員向け基本安全訓練(GWO BST5)」「船員向け基本安全訓練(STCW訓練)」「シミュレータによる作業員輸送船(CTVなど)の操船訓練」を提供する予定だ。年間1000人程度の訓練修了生輩出を目指すだけでなく、男鹿海洋高校の生徒や近隣の小中学生などにも開放し、将来的な海洋事業人材の育成にも貢献する。
同訓練センターは、経済産業省資源エネルギー庁の2022年度および2023年度「洋上風力発電人材育成事業費補助金」における助成事業の公募採択を受けて設立される。洋上風力発電の専門的な海洋事業人材の育成にとどまらず、官民学一体となって次世代の教育へとつながる地方創生の拠点創出への思いを込めて、「風と海の学校 あきた」と名付けられた。