2023年12月06日 19:00

日本バレーボール協会(JVA)は、子どもたちが夢や目標に前向きになれるよりよい社会の実現を目指す教育プログラム「つなぐスクール」を開始した。
「つなぐスクール」は、「つなぐ」スポーツであるバレーボールを通して、人のつながりや気持ちのつながりの大切さを学び、共生社会の実現に寄与することを目的とする親子を対象としたプログラム。身近な親子の間にコミュニケーションと心の対話の大切さについての気づきを提供し、さらには家族以外の人とも協力して実践することで、協調性や思いやりの気持ちを引き出しながらその有効性について自然に意識が芽生える仕組みになっている。
同プログラムは、バレーボールを通じてつなぐことの難しさや楽しさを体験する「あそぶ時間」と人と人がつながることの大切さを知る「話す時間」の2つの時間で構成。「あそぶ時間」では、人と気持ちをつなぐ楽しさを親子で体験してもらい、「話す時間」では、親子がお互いにしてもらってうれしかったこと、今後頑張りたいこと、感謝のメッセージをシートに記入し相互に発表する。バレーボール競技における一連の動作を取り入れた「つなぐサイクル」によって、相手の気持ちを受け止め、人に感謝する気持ちを未来へのステップにつながる自らの行動に変換していく一連の循環を体験学習する。
第1回目は12月3日、杉並区立桃井第三小学校にて大山加奈さん(元バレーボール日本代表)をインストラクターに迎えて実施した。「つなぐスクール」は、JVAが主催するほか、自治体や各種スポーツチーム等の人々が単独で実施することが可能だ。