2023年12月06日 09:27

日本パッケージデザイン協会(JPDA)は、パッケーデザイン創作展「水 塩 米 酒」を京都(12月12日〜17日)と東京(12月21日〜30日)で開催する。
むかし、むかし、あるところにー。そんな枕詞からはじまる昔話には、よく「水」「塩」「米」「酒」が描かれており、遙か古来より深い関わりがあったことがうかがえます。生きる糧として、お供物として、日本人の営みの根幹にあったこれらの素材は包むことが不可欠。つまり、パッケージが生まれる源になった素材とも考えることができる。そして、包むことが不可欠だからこそ、その時々で包み方も変わってきたはず。日本人の暮らしや文化と密接に関わってきた「水」「塩」「米」「酒」のパッケージデザインを、今を生きる私たちの視点で見つめ直す、それが今回の展覧会のテーマだ。
パッケーデザイン創作展「水 塩 米 酒」は、パッケージデザインの魅力を広く一般の人々にひろめることを目的として、日本パッケージデザイン協会の展覧会委員会が企画・実施するもの。未曾有のパンデミックや戦争など、不安定な世の中だからこそ、創る側にも観る側にも、この展覧会が「生きることのありがたさ」や「モノへの感謝」などをあらためて見つめ直すきっかけになればと考えている。東京、京都の2カ所で開催。
入場料は無料。「京都展」期間:12月12日〜17日、会場:立誠ガーデンヒューリックホール京都、「東京展」期間:12月21日〜30日、会場:渋谷ヒカリエ8/ CUBE。