2023年12月05日 12:00

鹿児島県喜界町とトラストバンクは、トラストバンクが提供する、ふるさと納税制度を通じてクラウドファンディング型で寄付を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」で、サンゴ留学の交流施設整備を目的としたプロジェクトを10月20日より開始した。
「GCF」は、使い道から寄付を募るふるさと納税のクラウドファンディング。自治体は地域課題と解決策を広く発信し、共感を得ることで寄付を集める。寄付者が地域課題を知るきっかけになるとともに、より具体的な寄付金の使い道を選択することができる。プロジェクトを応援する気持ちで寄付するため、地域に継続して関心を持つことにつながる。地域のファンを創出し、地域の関係・交流人口を増やす効果も期待される。
喜界島には日本初のサンゴ礁研究に特化した拠点として「喜界島サンゴ礁科学研究所」がある。そこでは、喜界島の自然資源を活かした科学教育プログラムを実施している。「サンゴ礁に関わる研究がしたい」「海が好きだ」「海洋環境保全に関わりたい」そのような想いがある学生を受入れ2023年度からサンゴ留学がスタートした。今後も想いのある学生受け入れを行い、島の人との交流の場となる交流施設を整備し地域活性化を図るため、プロジェクトを開設した。寄付金は、サンゴ留学の交流拠点施設や拠点内設備の整備費用として活用する。
目標寄付金額は300万円。募集期間は10月20日~2024年1月17日。