2023年12月01日 19:06

アスバシは、このたび高校生向けのIT業界へのアプレンティスシップ(訓練生)プログラムへの参加者の募集を開始した。これは、現在の高校生の進路選択の問題や、高卒や大卒にかかる学歴社会とその課題などを解決する可能性を秘めたプログラム。IT業界の高校生のアプレンティスシップとしては、日本初となる(同社調べ)。
アプレンティスシップは、働いて収入を得ながら、スキルや経験を身につけ、自らのキャリアを構築していく進路選択。イギリスでは政府も推進することで一般的になり、これまでにもあった製造業や建設業などの分野だけでなく、デジタル技術やクリエイティブ産業などの新しい分野にも広がった。医師や弁護士などの専門職でも、アプレンティスシップで資格をとって仕事につけるようになっている。
同団体では、イギリスでの先行事例をもとに、日本の教育制度に適したアプレンティスシップのあり方を研究。愛知県にて、IT業界で高校生からはじめられるアプレンティスシップとして、経済産業省令和5年度「未来の教室」実証事業の一環として募集することになった。
IT業界で働くことを視野にいれている高校生は、実際に働きながら現場でスキルアップし、その過程のなかで将来を決められるという大きなメリットを手に入れられる。企業にとっても、ますます厳しくなる人手不足のなかで、まずは働く機会を提供してつながり、働く意義や面白さを感じてもらいながら、担い手を育てていけるメリットがある。詳しくはこちら。