2023年11月30日 09:04

春華堂の和菓子ブランド「五穀屋」は、こいねみさくぼと春華堂が協同で立ち上げた「水窪プロジェクト」にて、水窪の人々と春華堂メンバーで共に育てた在来種「ネコアシアワ」を使った「山むすび水窪あわとくるみ味噌」を12月1日から、期間・数量限定で販売開始する。

アワやヒエなどは一般的には雑穀と呼ばれ、普段からあまり食べられることのない穀物だが、実際には栄養価が高く、近年は腸内細菌や美容の面からスーパーフードとしても注目を浴びている。

猫の足のような可愛らしい形が特徴のこのアワは、古く江戸時代から水窪町に伝わる在来種で、「ネコアシアワ」と呼ばれている。「ネコアシアワ」は、調理するともちもちとした食感が楽しめる、「もち種」のアワで和菓子との相性が良い品種であり五穀屋の菓子に使用している。今回の山むすびでは、その年に収穫された新アワのみをパフにして使用し、つぶつぶの食感が楽しめる1枚に仕上げている。

山むすび水窪あわとくるみ味噌は、日本のスーパーフードとしてネコアシアワの可能性を広げるとともに、味噌などの郷土料理に使われる素材を若い世代の人々にも親しみやすい優しい味わいに仕上げた。いにしえの素材を使い、新しくも懐かしい和の知恵菓子として提供する。

「山むすび水窪あわとくるみ味噌」の販売期間は12月1日~2024年3月31日。価格は単品172円(税込)、8枚入1555円(税込)。販売は五穀屋nicoe店、五穀屋公式オンラインショップ、遠鉄百貨店SHOP春華堂。