ボールドライトは、10月12日～17日の6日間、伊勢丹新宿店で開催された｢サロンドパルファン2023｣にてフロアマップサイネージと連携させたデジタルマップの実証実験を実施した。

伊勢丹新宿店の催物場では年間を通じて多くの催事が開催されている。催事では伊勢丹新宿店には通常取り扱い店舗がないブランドやショップも出店があるため、新規顧客が増加する傾向にある。そのため、初めて伊勢丹新宿店に訪れる人にも効率よく買い物をしてもらえるようにわかりやすい店舗案内を行うことが課題とされてきた。

本実証実験ではWill Smartの「Will-Signコンテンツパッケージ」のスマートフォン連携機能を活用し、フロアマップサイネージとデジタルマップを連携させスマートフォンからも閲覧可能にした。利用者への案内にデジタルサイネージとスマートフォンを活用することで、イベントにおける回遊性や購買率の向上を目指す。

催事会場では、出入り口で足を止めてフロアマップサイネージを見る人が多く見られた。催事期間中に利用者がQRコードを読み取り、スマートフォンからデジタルマップで各ショップの情報を閲覧した回数は803回だった。同期間における伊勢丹新宿店の化粧品フロアに設置されている既設のタッチパネル型フロアマップサイネージの閲覧数が218回だったのに対して、約3.7倍の閲覧数となった。

催事を担当したスタッフからはデジタルサイネージとスマートフォンの連携機能について「先進的な取り組みだ」と高い評価を得た。