2023年11月22日 20:05

博展社と資生堂クリエイティブとの共創プロジェクト「生きる地層」が、オランダの空間デザイン賞「FRAME AWARDS 2023」にて、部門最高賞のWindow Display of the Yearを獲得した。

「生きる地層」は、資生堂の創業150 周年の節目を迎えた2022年に、資生堂の社名の意味を改めて考え、表現した作品。「資生堂」という社名の由来である易経(えききょう)の一節「至哉坤元 万物資生」(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか。すべてのものは、ここから生まれる)という言葉に着想。創業から積み重ねてきた年月と大地の雄大さを、本物の地層を用いて表現した。

地層を大地が生きてきた時間そのものと捉え、その生命力を表現することで、見る人の根源にある心を震わせるようなウィンドウアートにしたいと考えた。「力強いバックグラウンドがあるプロジェクト」「大地の美徳を賛美するブランドの価値観を反映している」など、FRAMEの審査員から背景にあるストーリーや、本物の地層で表現した大地の生命力などが高く評価されている。

なお本プロジェクトは、日本最大級の空間デザインアワード「日本空間デザイン賞2023」のショーウインドウ&ビジュアルデザイン空間部門において「銀賞」も受賞している。制作プロセスをまとめた動画はこちら