2023年11月20日 09:44

細島灯台灯りの輪は、11月7日、日向市内にある富島高校の生徒に「細島灯台」について学んでもらうことを目的として「第2回 未来へつなぐ灯台塾」を開催した。
細島灯台灯りの輪は、細島灯台の魅力を調査検証することで灯台の魅力を発掘発信し、観光資源活用によって灯台を軸に日向市に灯りの輪が拡がり、にぎわいの創出を目的に活動している。細島灯台がある細島港は、江戸時代には日南諸大名の参勤交代で細島・大阪間を御座船が行き交い、当時既に「常夜灯」が設置されていたと伝えられている。その後、細島港の整備が進み、1910年に現在の場所に細島灯台が建設されたのが、細島灯台の始まり。現在も現役灯台として、細島の海を照らし続けている。
このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したもの。今回は、第2回目として、宮崎海上保安部の協力により、細島灯台だけでなく、日本の灯台の歴史や、灯台の航路標識としての役割、港での航路標識のルール等についての講話を行い、講話の後は、グループ毎に灯台ガイドマニュアルの制作に向けてのディスカッションなど富島高校の生徒に「細島灯台」について学んでもらうことを目的として「未来へつなぐ灯台塾」開催した。今後は、第3回目の最終発表に向けて、グループごとにアイデアをイラストに仕上げていく予定だ。