2023年11月16日 15:31

「SOKUDAN(ソクダン)」を運営するCAMELORSは、SOKUDAN会員のフリーランス・副業人材を対象に実施した「インボイス制度開始後の実態調査アンケート」の調査結果を公開した。
まず、登録確認を受けたことがある人の割合については、9割以上の人が取引先からインボイス制度の登録確認を受ける結果となった。インボイス制度の情報収集手段は多様で、ニュースサイトが最も一般的。ニュースサイトや専門業者のサイトやSNSなどのデジタル媒体と、信頼できる人からの情報が多い結果となった。
インボイス制度の理解度は、「大体の内容は理解している」が67.3%と最多。しかし完全に理解しているのは10.6%のため、登録後も理解を促進するためのサポートが必要と考えられる。また、インボイス制度に登録した人のうち83%が免税事業者であり、フリーランスや副業人材の免税事業者にこの制度が大きく影響を与えているようだ。なお半数が制度開始の3カ月以上前(2023年6月以前)に登録していた。
登録理由は、「仕事に影響するから(75%)」が最多、次いで「取引先から依頼されたから(33%)」など、1位・2位・4位が取引先に関連。しかし登録後に「好影響があった」はわずか2.7%だった。インボイス制度で改善して欲しい点は、「シンプルにしてほしい」が45%、「もっと具体的なガイドラインや例示がほしい」が42%と上位を占める。また約7割が、「インボイス制度を廃止したい」と回答した。詳しくはこちら。