2023年11月16日 12:15

誠文堂新光社は、11月24日、「天文年鑑 2024年版」を発売する。
「天文年鑑 2024年版」は、2024年に起こる天文現象の予報と解説(全国8都市における日の出入り・月の出入りの時刻や月の出・月の入りの時刻をはじめ、毎月の星空、日食や月食などの食現象、各惑星の動き、準惑星や小惑星の動き、彗星の出現予報、流星群の予報など)や、2022年に起こった天文現象の観測結果を収録している。
2024年版の巻頭口絵では、2023年8月に西村栄男さんによって発見された新彗星の西村彗星(C/2023 P1)、2023年の4月20日の金環皆既日食の画像をはじめ、2023年10月14日金環日食や2022年11月8日の皆既月食中に起きた天王星食の様子、ZTF彗星の画像を多数掲載した。さらに木星面に小天体が衝突し閃光が見られた現象があり、アマチュア天文家がその現象をとらえた貴重な画像も掲載している。天文現象の予報のページでは、主な星雲・星団、太陽面現象、超新星、太陽系外惑星、人工天体、流星群に出現予報など、観測の進歩が著しい分野や天文ファンが興味を持っている分野の観測データ及び予報ページの情報量をアップした。
2024年に起こる天文現象として注目したい現象は4月9日の皆既日食だ。この日食は皆既帯がメキシコ・アメリカ・カナダを横断するが、アメリカのいくつかの大都市を通過する、アクセスが良いことから日本からの日食観測ツアーも企画されており、日食観測に遠征する人も多いようだ。
定価は1500円(税込)。発売日は11月24日。