2023年11月14日 15:23

TOPPANは、ユーザーの曖昧なニュアンスを直感的なスワイプ操作で入力できる「ニュアンスレコメンダー」を開発し、11月14日より提供開始する。
近年、コロナ禍が明けたことにより店頭に人が戻り、店頭体験の重要性が高まっている中、店頭体験の価値を向上させるために様々なサイネージが展開されるようになった。また、コロナ禍によりEC販売が浸透し、購買履歴や閲覧履歴などから買い物の際におすすめの商品が表示されることに慣れ、一人では決断できない消費者も増えている。これを受けてTOPPANは、「ニュアンスレコメンダー」を開発した。
同製品は、横長の大型スクリーンを左右スワイプする横長タッチ式サイネージで、質問に対して「Yes/ No」の2択だけでなく、スワイプする時間や量により体験者の感覚に近い回答を入力することができる。回答に濃淡をつけることが可能で、回答時のスワイプの距離だけでなく、回答までの時間やスワイプの速さなど、複数の指標を用いて様々な回答パターンを想定することができる。また、横長のサイネージの形状を生かして商品棚などの近くにサイネージを設置することができるため、サイネージの回答結果がそのままレコメンド商品を指し示すことが可能。実際にレコメンドされた商品が近くにあることで、手元のスマホで体験するよりもサイネージ利用後の購買を促進させることができる。
価格は、システム利用:100万~、ハード単価:15万~。提供開始日は11月14日。