2023年11月13日 19:58

沼尻産業は創業60年事業の一環として、20年ぶりに作業服をリニューアル。スポーツシーンで培った開発テクノロジーと機能をワークシーンに生かし、多くの企業に選ばれ続けているミズノのユニフォームを採用した。

今回のリニューアルは、従業員の働く環境改善を目的とし、パフォーマンスを最大限に発揮できる機能性と快適性を重視したユニフォームの実現を目指している。人間工学に基づいた動作解析によるウエア設計「ダイナモーションフィット」を採用することで、作業時の動きやすさを追求。ブルゾンやポロシャツの襟元や脇部分、作業用パンツの股部分には、ニオイの元を分解する「ミズノデオドラントテープ」を採用し、気になるニオイを軽減する。また、冬用の防寒着の保温素材にミズノ独自の吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を採用しており、快適な衣服内環境を保つ。

環境意識が高まる中、使用済み作業服の処理方法も見直した。従来の使用済みの作業服は焼却・廃棄処分されるため、その過程でCO2が排出される。そこで今回のリニューアルを機に、新しい製品の原料とする「マテリアルリサイクル」を始めた。

不要になった旧作業服は、再資源化に取り組んでいるJEPLAN社のリサイクル処理工場で破砕する。ボタンやホックなどの付属品を除去し、再生ポリエステルなどサステナブルな原料に還元することで資源の有効活用に貢献。ユニフォームのリサイクル導入により、石油由来のポリエステル樹脂製造と比較してCO2排出量を約49%削減できる。