2023年11月09日 15:53

「I’Museum Center(市原歴史博物館)」は、千葉大学大学院 デザイン文化計画研究室と連携、11月18日・12月2日に、仏像の3Dスキャン&色付け体験のワークショップを開催する。
市原歴史博物館では、10月1日~12月24日の間、特別展「いちはらのお薬師様ー流行り病と民衆の祈りー」を開催。「流行り病」と「民衆の祈り」をテーマに、国や県、市の指定文化財である薬師如来像を含む43体を展示している。今回、特別展の開催に合わせ、千葉大学大学院 デザイン文化計画研究室とコラボしたワークショップを開催する。
市内橘禅寺(皆吉)の十二神将像の3Dスキャン体験や、3Dプリンターで出力した市内薬王寺(不入斗)の十二神将像の色付けを体験できる。一般の人による仏像の3Dスキャン体験は、県内初、全国的にも珍しい取り組み。普段馴染みのない歴史的文化財に親しみを持ってもらい、またスキャン体験やレプリカで仏像の細部まで観察し、仏像の魅力に気づいてもらうことで、文化財や歴史への興味関心を促進していく。
市原歴史博物館では、平成30年度より、千葉大学大学院融合理工学府デザイン文化計画研究室と連携。市原市の文化財の三次元測定、「触れる資料(レプリカ)」や「ミュージアムグッズ」の製作を実施している。将来的に取得したデータをWEB上で公開し、場所・時間関係なく鑑賞を可能にすることで、一般の人の歴史への愛着を高めていくとともに、教育・研究現場での活用にも繋げていきたいと考える。詳しくはこちら。