2023年11月09日 15:49

ニッコー(NIKKO)は、世界初の捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH(ボナース)」を使って育てたこしひかりを、「ボナース米」と名付け、販売を開始した。
NIKKOは、1908年、石川県金沢市にて洋食器メーカーとして創業。現在、サーキュラーエコノミーの原則に沿ったさまざまな取り組みを進めている。同社では捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH」を起点とし、生産者から消費者まですべての人がつながり合い、楽しみながら、持続可能な食の未来について考えるためのコミュニティ、「BONEARTH CIRCULAR COMMUNITY」を発足。その活動の一環として、「BONEARTH」を使い様々な農作物を育てている。今回は「BONEARTH」を使い、日本人の主食であるお米を栽培した。
「ボナース米」はNIKKOの本社がある白山市、そこに位置する鳥越地域で育てられている。鳥越地域は、昔からおいしいお米ができると言われている。中山間地のため稲の成長が遅く、穂の数が少ないことが特徴だ。穂の数が少なく育ったことで、お米に旨味がぎゅっと詰まっており、炊き上げた時に光沢があり、口の中でふわりと広がる甘さで最後まで美味しいお米に成長する。収穫されたお米はこしひかりの一等米であり、300g、1kgなどを用意している。
販売価格は、「ボナース米」300g:648円、1kg:972円(すべて税込)など。販売場所は、LOST AND FOUND TOKYO STORE(東京都渋谷区富ヶ谷1-15-12 1階)。