2023年11月09日 15:37

SBI損保は三井住友カードと協業し、11月から、三井住友カードの会員を対象に、AIの機械学習を取り入れた、より精度の高い顧客ターゲティングによるがん保険の募集を開始する。本取り組みは、三井住友カードのデータ分析支援サービス「Custella(カステラ)」を活用した保険募集の取り組みの第三弾となる。

同社では、2023年8月にランダムに選ばれた三井住友カードの会員へ、SBI損保のがん保険のダイレクトメール配信(Eメール)を実施した。その会員の資料請求や成約手続きなどのWebサイト上でのポジティブな行動をもとに、AI機械学習を用いて、SBI損保のがん保険に関心を持つ人の予測モデルを作成。今後のダイレクトメール配信(はがき)に活用する。

本取り組みにより、SBI損保のがん保険に関心が高い人に案内を届けることが可能となる。なお、データ分析支援サービス「Custella」を活用した分析に際しては、個人・加盟店が特定できない統計情報に加工を行う。

SBIインシュアランスグループと三井住友カードは、2022年11月、オンラインを基盤とした保険事業での協業に向けた業務提携に関する基本合意書を締結した。それを受けてSBI損保は、三井住友カードの「Custella」を活用したさまざまな取り組みを進めている。今後も両社は、利用者がより満足できるサービスを提供するため、双方の強みを生かしたさらなる協業の可能性を追求していく。