2023年11月08日 12:14

岡山大学は、10月26日、「地域防災講演会―地域との協働型防災訓練(SDGs×防災)―」を津島キャンパスの創立五十周年記念館で開催した。

岡山大学はSDGs大学経営を一層加速し、マルチステークホルダーの持続的で多様な幸せ(ウェルビーイング)を追究する大学として、地域全体の災害に対する強靭さ(レジリエンス)を高めることを目的とし、2022年から「地域との協働型防災訓練(SDGs×防災)」に取り組んでいる。今年は津島学区連合町内会、岡山市危機管理室、及びローソンとの協働で、地域の方や本学構成員に役立つ防災講演会を開催。地域の人、同学の学生・教職員の約80人が参加した。

講演では、岡山市危機管理室が、警戒レベル、地域の避難場所、行政と地域が担う役割などについて説明。また、災害対策基本法に基づく指定公共機関であるローソンが、大規模災害発生時におけるコンビニエンスストア業界の地域支援対応について、実際に被災地で行った支援活動などを交えながら紹介した。あわせて、同学より避難所における体調維持管理、避難所の体制づくり、高齢者など要援護者への配慮事項など、避難所の活動において心がけておきたいことについて説明を行った。参加者からは、「災害時には、全員が被災者である、ということを考え、自分でできる備えを行うことが大切だと改めて感じた」、「この活動にはやりすぎはないので、回を重ねてほしい」といったコメントがあった。岡山大学は今後も引き続き多様なステークホルダーと共に、防災活動に取り組んでいく。

岡山大学