2023年11月08日 09:59

マネーフォワードは、「マネーフォワード クラウド」において、デジタルインボイス対応を開始する。
デジタルインボイスとは、請求業務をデータの送受信で完結させる方法。請求書をデータでやりとりすることで、仕訳作成、請求書保管などの経理担当者の作業の手間が省け、将来的には支払処理や入金消込などの後続業務まで、バックオフィス業務の効率化が期待できる。
デジタルインボイスで請求データを送受信するには、利用サービスが、電子文書を相互運用するための国際規格「Peppol(ぺポル)」に対応している必要がある。Peppolに対応したサービスであれば、導入している請求書ソフトや会計ソフトのベンダーが送り手と受け手で異なっていても、デジタルインボイスを用いたやりとりが可能となる。
Peppolは、ベルギーの国際的非営利組織であるOpenPeppolが管理し、世界30カ国以上で利用されている。日本における運用はデジタル庁が管理しており、Peppolをベースに日本の商習慣に合わせた標準仕様、「JP PINT」を策定している。今回、デジタルインボイス対応するサービスは、「マネーフォワード クラウド請求書」、「マネーフォワード クラウドBox」、「マネーフォワード クラウド会計」、「マネーフォワードクラウド 確定申告」。また、送信側と受信側をつなぐアクセスポイントとして、「マネーフォワード クラウドPeppolコネクト」も稼働を開始する。