2023年11月07日 16:10

食文化社は11月より、新潟大学の約20年に及ぶ研究開発から生まれた新品種のコシヒカリ「新大コシヒカリ」を取り扱う。
このたび取り扱いを開始する「新大コシヒカリ」は、従来のコシヒカリを厳しい高温環境に置くことで、自然に適応する力を引き出し、高温・高CO2耐性を獲得したもの。2023年の猛暑により、新潟県のお米の整粒率が著しく低下し、二等米や三等米が多く発生している。そんな中でも、暑さに強い新大コシヒカリは高い整粒率を実現し、見た目にも美しく甘く粘り強い高品質なお米に育った。
また、コシヒカリと別品種のかけ合わせではなく、コシヒカリ自身の能力を引き出したことにも着目。かけ合わせで生まれるものは全く別の品種となり、「コシヒカリと近い」味や質感にしかならない。しかし今回の品種開発は、コシヒカリそのものの突然変異。美味しさそのままに猛暑への耐性を獲得した、味も特別なお米となっている。
食文化社では、気候変動への対応や持続可能性に基づいた研究開発を応援している。「うまいもんドットコム」では、これまでも猛暑の影響を受けた作物の応援販売などを行ってきた。今回、品種を開発した新潟大学と生産・出荷を手掛ける越後ファームと連携。気候変動に対応した新しい品種の魅力を伝え、品種の普及に貢献したいと考えている。詳しくはこちら。