リアルメタバースプラットフォーム「STYLY」を提供するPsychic VR Labは、新たに新潟市万代島エリアの都市XRテンプレートを公開した。

STYLYではこれまでに、現実の都市空間と連動したXRコンテンツの配信が可能な都市テンプレートとして東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・京都・新潟古町の7都市を用意。さまざまなプロジェクトやXRコンテンツの配信を行ってきた。今回、新潟市内では昨年公開した古町エリアにつづき2エリア目の都市データ実装となる。サンプルのARコンテンツは、11月8日、9日に開催される新潟市内のビジネスイベント「日々是新 – ヒビコレアラタ」にて披露する。

サンプルのARコンテンツである「Bandaijima Sample Works」は、1つのコンテンツに対してEvent Layer、Game Layerなど複数のレイヤーを切り替えることが可能。ARを活用した空間活用のイメージを持てる内容となっている。

今回の取り組みは、新潟市が主導する「NIIGATA XR プロジェクト」の一環となる。国土交通省が主導する3D都市モデル「PLATEAU」のオープンデータや、ナカノアイシステムが制作した都市の3DデータとXR技術を利用。それにより、新潟市内をフィールドとした新たな表現活動や経済活動を模索するための社会実装としての側面も含んでいる。新潟市内での都市XRテンプレートの公開は、古町に続き本件で2エリア目となる。