2023年11月06日 16:09

河出書房新社より、「オペラ大図鑑」が12月1日 に発売される。4世紀前、イタリアでは音楽と演劇と舞踊が一体化してオペラと呼ばれる新たな芸術形式が生み出された。すぐにその人気は高まり、1700年になる頃にはヨーロッパ中で庶民も王侯貴族もオペラを楽しむように。オーケストラの伴奏に加えて、美術や衣装、照明がドラマティックに舞台を演出し、歌い手たちが物語をすすめていく。
本書は、1607年モンテヴェルディが創り出した新たな様式の芸術「オルフェオ」から現代作品まで、総合芸術・オペラの壮大な歴史をたどる大型ヴィジュアルガイド。イタリア、ドイツ、フランス、ロシア、チェコ…世界各国で独自に発展したオペラ400年の変遷を、国ごとの年代順で配列、182の重要作品を美しいヴィジュアルで解説している。作曲家・作品の特徴を膨大な図版で詳説し、各作品の作品紹介には代表的な舞台写真も数多く紹介した。
総合芸術であるオペラ鑑賞は、演目や作曲家だけでなく、演出家、歌手、舞台美術、劇場建築についての知識も必要となる。本書について、新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士さんは、「人生をより深く豊かにする、オペラの魅力が存分に味わえる。」と絶賛。音楽家、演奏家、舞台関係者はもとより、愛好家の観劇前後の予習・復習にも役立つオペラへの招待状となる1冊。定価1万6390円(税込)。詳しくはこちら。