2023年10月31日 12:14

中央開発社は、10月31日、同社が運営する国内最大規模の地盤情報配信サービス「地盤情報ナビ」に関して、大幅アップデートを実施した。

地理情報、地盤情報、液状化予測など、公的機関で公開される情報は年々増えている。しかしながら「水害」「土砂災害」など断片的な情報が多く、利用者が情報を入手するためには、それぞれの機関が運営するWEBサイト上で情報を収集しなければならなかった。そこで中央開発では、国内で公開されている情報から見たいもの・見たい場所を選んで閲覧できる独自のGIS「地盤情報ナビ」を無料公開。昨年2月に地盤リスク情報閲覧機能と都内のボーリング調査概算見積機能をリリース後、順次新機能を追加してきた。

今回は新たに、2つの機能をアップデートした。「地盤リスク情報閲覧機能」では、誰でも無料で地図上から全国の任意地点における地盤リスク情報を表示できる。今回のアップデートにより、会員登録やログイン不要で閲覧できるようになった。防災科学技術研究所や国土交通省など、全国の関連Webサービスから自動的にデータを取得。知りたい地点の最新の「地震リスク」「液状化リスク」「浸水リスク」を一度に確認し、災害への備えをすることができる。

また、これまで都内を対象に提供していた「ボーリング調査概算見積機能」が全国版に拡大された。今後増える地盤災害に備えて有用な防災ツールとなるよう、これから一層の改良努力をしていくとしている。