2023年10月25日 15:50

Eco-Porkが、2022年より東京工業大学と進めてきた共同研究「生産現場におけるスマート技術採用の促進抑制要因」についての論文が完成。東京工業大学とEco-Porkの共著で発表され、またその研究成果をオンラインセミナーで発表する。

Eco-Porkは2022年2月に東京工業大学と共同研究契約を締結。環境・社会理工学院 准教授 大橋匠さんとともに「生産現場におけるスマート技術採用の促進/抑制要因」についての研究を開始した。国内の養豚現場では、高齢化による離農や若者の農業離れによる担い手不足が深刻な問題となっており、スマート技術を効果的に養豚現場へ導入しながら省力化を図り生産性を高めるためのDXが、その解決に寄与すると考えられている。本研究では、DXが進む/進みづらい要因について、養豚事業者へのヒアリングをもとに、地域、環境、事業体などの観点から傾向と分析をまとめている。発表論文はこちら

東工大との養豚DXに関する共同研究はいったん終了となる。しかしこの後、消費者の豚肉購買行動において「環境への配慮」「トレーサビリティ」などが与える影響についての共同研究を進めていく方針で、すでに先行研究の調査を開始している。

なお、10月31日開催のオンラインセミナーでは、研究成果を紹介するとともに、養豚業のDX促進や畜産をはじめとする循環型農業の可能性、多様化するタンパク質の未来についてディスカッションする。