2023年10月24日 09:01

尼崎信用金庫は、ホームズの登記情報を効率的に取得でき、取得と同時にデータ化できる「オンライン登記情報システム」を、4月1日から全店舗で利用することとなった。

尼崎信用金庫では、不動産登記情報等取得業務および不動産担保にかかる契約書作成業務の効率化が課題となっていた。主な課題としては、「登記情報の取得では、登記情報が一元管理されていないため、二重取得が発生していた」「物件調査では、ブルーマップ等を利用して調査していたため、住所からの地番特定が困難であるほか、物件と地番の位置関係が不明確であった」「不動産担保にかかる契約書作成業務では、手入力での記載のため、物件情報の記載や、追加・解除では管轄法務」など。局や受付番号等の記載ミスが発生する可能性があり、検証に時間がかかっていた。

これらの課題を解消するために、ホームズの「オンライン登記情報システム」を導入、登記情報取得の効率化・二重取得防止、契約書作成業務の効率化を図るべく導入を行った。 主な導入機能は、登記情報オンライン取得機能(基本機能)。地図システム(ホームズMAP、地図上からワンクリックで地番を特定可能)。契約書作成システム(登記情報から情報を自動引用し、契約書を作成)。担保台帳自動作成機能。

以上の機能を活用し、不動産担保事務(謄本取得・契約書作成業務)年間約3000時間以上の削減を計画しており、更なる活用として、現行の不動産評価システムに登記情報の解析データを連携し、入力業務の大幅削減を見込んでいる。