2023年10月13日 12:43

オークネットは、千趣会の通販事業「ベルメゾン」会員を対象とした千趣会との共創事業「iPhone宅配買取サービス」のテストマーケティングを開始した。
日本国内における2022年度の中古スマートフォン販売台数は234万台、前年度比10.4%増と4年連続で過去最高を更新している。また、円安や部材費高騰に伴う新品価格の値上げ、企業のコスト削減やSDGsの観点から、今後も中古スマートフォンの需要が増加していくことが予想されている。一方、供給の側面では、通信会社の下取りサービスやスマートフォンの買取店を利用するユーザーが増加しているものの、未だ52.4%のユーザーが使用済の携帯電話・スマートフォン端末をそのまま自宅に保管している。
そうした中、千趣会のベルメゾン会員を対象に実施したインタビューや調査により、多くの家庭で使わなくなった携帯電話・スマートフォン端末を複数所有しているにも関わらず、処分することにはあまり積極的ではないこと、その要因として思い出やデータが詰まった端末を捨てることへの抵抗や回収業者へ預けることへの不安があることがわかった。オークネットと千趣会は、顧客が不安や不便を感じることなく端末を回収することができ、同時に二次流通で有効活用する仕組みを構築することで、顧客のくらしの中にある課題の解決と、サステナブルな社会の実現へ貢献できるものと考え、「iPhone宅配買取サービス」のテストマーケティングの開始に至った。
期間は3カ月(10月~12月)。