2023年10月11日 09:55

JALは、ヘラルボニーと、空の旅を通じて多様な価値観と出会える場・体験を創出することで、障がいに対する偏った認識から生じる社会課題の解決に取り組むことを目的とした業務提携を締結した。

JALグループでは、2021~2025年度の中期経営計画ローリングプラン2023のなかで、サステナブルな人流・商流・物流を創出し、「移動・つながり」を生み出すことで社会課題を解決していくとし、ESG戦略を経営における最上位の戦略に位置づけている。さらに、8つの重要課題の一つとして「多様性によるレジリエンス」を掲げ、多様な人・文化・価値観、行動様式が尊重され、新たな価値が生み出される社会の構築を目指している。また、ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニーとして、国内外の主に知的障がいのある作家による2000点を超えるアートデータを軸としたライセンスビジネスや企業のDEI推進支援など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を通じて、障がいのイメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指している。今回、両社が互いの目指す方向性に共感したことで、今回の業務提携に至った。

今後両社は、国際線新機材エアバスA350-1000型機の導入を皮切りに開始する国際線新商品・サービスでの展開やJAL Mallでの商品販売など、これまでのモノ・場所におけるコラボレーションをさらに拡張し、国内および海外に向けてさまざまな「つながり」を創出することで、障がいに対するイメージ変容とひとりひとりが多様な価値観を尊重し合える社会の実現を目指していく。

JAL