2023年10月04日 09:04
りらいぶと神奈川県横須賀市は、横須賀市立保育園・こども園の教育・保育従事者16名を対象に行った、身体機能へのアプローチを目的としたTシャツ「リライブシャツ」を2週間着用してもらい変化を測る実証実験の結果を9月15日に発表した。
横須賀市の保育従事者は日々の仕事量の増加に加え、ICTの導入によりタブレットを使った仕事が始まり、暗い場所での作業や画面の小さい状況での打ち込みにより、眼や肩に負担がかかっているという課題があった。さらに、施設の老朽化や完全なバリアフリーではないことから、保育士が子どもを抱きかかえる際に無意識に体に負荷をかける状況が日々見られていた。作業台の高さや動線の狭さなども問題となっており、保育士だけでなく、調理員・用務員の腕や首、肩、腰に力を入れざるを得ない状況が生じていた。
一方、りらいぶのリライブシャツは着るだけで経路を整え、人間本来の機能を取り戻すとされる「間接テーピング」技術が採用されており、身体へのアプローチについては第三者機関でも検証され、特許を取得している。この実証実験を通じて、リライブシャツ着用による保育士の心身の負担軽減への有用性を検証し、労働環境や課題解決に寄与することを目指す。
本試験では、身体の不調(腰痛、肩こり、膝痛など)を抱える16名の被験者を対象に、リライブウェアを2週間着用することで身体の変化を定量的、定性的に評価した。結果、被験者の大半が、着用前と比較して不調が緩和されるという結果となった。