2023年09月19日 10:00

SkyDriveは、韓国の航空機リース会社のSolyu Companyと、空飛ぶクルマ導入に関する覚書を締結した。

SkyDriveは現在、軽量で電動、3人乗りの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の開発に取り組んでいる。2022年4月には、型式証明審査の適用基準を国土交通省と合意し、型式証明取得を目指して開発を推進している。韓国ソウルに拠点を置くSolyuは、VMIC Aviation社等の航空機事業や、航空機リース、金融業界での数十年の経験があるメンバーが経営する、最新技術のeVTOL、eCTOL、eSTOLといったゼロエミッション航空機のリース会社だ。

同覚書により、両社は、SkyDriveが設計開発中の「空飛ぶクルマ」の商用機「SKYDRIVE」の最大50機のプレオーダーに合意した。韓国では首都圏での深刻な交通渋滞という問題に直面していて、韓国政府は時間と社会的費用を70%削減できると期待して、韓国都市型航空交通ロードマップを策定。また、官民共同実証プロジェクト「K-UAMグランドチャレンジ」の計画も推進している。Solyuは、韓国都市型航空交通を推進するために、電動でゼロエミッションである「空飛ぶクルマ」の活用を推進する事が重要と考え、同プレオーダーに合意することとなった。今後、SkyDriveとSolyuは、韓国における空飛ぶクルマの実装に向けて、政府や運航オペレーター、バーティポート(離発着場)や給電インフラなど、実現にあたり必要なあらゆるステークホルダーと共に協力して進めていく。

SkyDrive / Solyu