2023年08月31日 13:01

世界遺産アカデミーは、世界遺産検定1級公式テキストの全面新訂版を2024年3月に発行する。
世界遺産検定は、ユネスコの理念を知り世界遺産活動の輪を広げることを目的に、世界遺産アカデミーが主催する文部科学省後援の検定。2006年の第1回検定以来、35万人以上が受検、20万人以上が認定されている。現在、年間の受検者数は約3万人。年4回、全国の主要都市で開催しており、4級、3級、2級、1級、最上級のマイスターの5つの級に分かれている。20代を中心に子どもからシニアまで幅広い受検者を集め、メディアからの注目も高い。大学等入試優遇や学校での授業にも組み込まれている他、世界遺産に関連する施設・催事などでの認定者向けの優待特典もある。受検者からは「世界遺産を勉強したら、旅がもっと楽しくなった」との声も多く、趣味・教養を深める検定としても人気を博している。
1級公式テキストの新訂は4年ぶり。現行の2巻構成から、2023年の世界遺産委員会を含む最新の世界遺産情報に合わせて内容を充実させ、新訂版では上・中・下の3巻構成となる。2024年7月実施予定の第56回検定から、1級試験は新訂版に準拠した出題となる。
価格(予定)は、上:3300円、中:3850円、下:3850円(すべて税込)。新訂版発行は2024年3月。予約開始は2024年2月予定。