2023年08月30日 12:45

誠文堂新光社は、9月6日、「日食の観測と撮影」を発売する。

本書は、天文ファンなら憧れの皆既日食や金環日食で、日食中に見ることのできる現象の解説から、眼視・双眼鏡・天体望遠鏡、その他の観測装置を用いた最新の観測方法を解説した一冊。日食ファンが知りたい最新の観測機材を使った観測方法、撮影方法、画像処理テクニックを詳しく解説するとともに、今後の日食の現象解説を加え、日食観測家が知りたい情報をこの一冊で網羅した。皆既日食・金環日食ファンが「日食の観測や撮影」を通して日食を楽しむための技術解説書だ。

本書では、デジタルカメラでの撮影から天体撮影用カメラでの撮影について、撮影に使用するレンズや架台の選定、カメラの機能設定などを解説。さらに撮影後の画像処理のテクニックについても詳細に解説する。巻末には2042年までの日食データを収録。予報データの見方、観測地の選定のポイントの紹介とともに、観測条件が良い日食や、2028年の北海道での金環日食、2035年の北陸から北関東で観測できる金環日食、2042年の日本の東の海上での皆既日食について詳細に解説する。著者は、アマチュア天文家で日食写真撮影の第一人者である塩田和生さん、監修は国立天文台・太陽観測科学プロジェクトで活躍中の花岡庸一郎さんが担当している。

定価は3960円(税込)。発売日は9月6日。

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