2023年08月28日 15:39

9月17日・18日、神奈川県横浜市の横浜国立大学において、「ぼうさいこくたい2023」が開催される。朝日放送グループホールディングスはそれに出展し、eラーニングサイト「大地震が起きたら私たちはどうなる」を活用したワークショップを実施する。

同社はWebサイト「阪神淡路大震災取材映像アーカイブ 激震の記録1995」を、2020年1月に公開。肖像権の問題などから消極的だった放送局が、CSR(企業の社会的貢献)活動の一環として取材映像を大量に公開したことが、大きな反響を呼んだ。

2000クリップ、約40時間の取材映像には、空撮映像や記者による現場リポートはもちろん、被災者のインタビューを「生の声」として収録。都市型震災でどんなことが起こるのか、私たちが備えるべき教訓が詰まっている。以来、震災当時と今の様子をWebサイト上で見比べるバーチャルツアーも実施するなど、このアーカイブサイトを活用できる環境作りに取り組んできた。

この春には、京都大学防災研究所との共同研究の枠組みを活用して、eラーニングサイト「大地震が起きたら私たちはどうなる」を開設、無料公開した。いつ起こってもおかしくない首都直下型地震に備えるために、28年前の都市直下型地震である阪神淡路大震災のリアリティのある映像から、どんなことが学べるのか。映像を使ったコミュニティでの防災啓発、教育現場での防災教育の可能性について考える。