2023年08月02日 19:01

西鉄バス北九州、伊藤忠エネクス、北九州市は、8月7日より、「北九州空港エアポートバス」において、リニューアブルディーゼル(RD)を100%使用するバスの実証運行を開始する。今回、実証運行するバスは、RDで高速道路を走行する日本初の乗合バスとなる。
バスは、海上空港である北九州空港をイメージした海と空の青色がベースに、北九州港のマスコットキャラクター「スナQ」と、西鉄バス運転士の制帽を被ったスナメリをデザイン。次世代バイオ燃料のRDで、北九州の街を颯爽と駆けるクリーンなバス車両をイメージした。
北九州空港エアポートバスに導入するRDは、食料競合のない廃食油や廃動植物油等を原料として製造されたもの。ライフサイクルアセスメントベースでのGHG(Greenhouse Gas:温室効果ガス)排出量で、石油由来軽油比約 90%削減を実現する。RDは主に輸送用トラック・バス等での使用が期待され、いわゆる「ドロップイン」燃料として、既存の車両や給油関連施設をそのまま利用開始することが可能。既に欧米を中心に、広く流通実績がある。
北九州空港では、2050年の脱炭素社会等の実現に向けて、空港分野での脱炭素化を推進している。今回のエアポートバスにおける100%のリニューアブルディーゼルを使用する実証運行により、将来的な再生可能燃料の実装にかかる課題を洗い出し、その解決に関係者で連携して取り組む。